最近、意識して自然のなかに身をおくことをはじめました。健康に良い適度な運動として20分程度のウォーキングが良いことがわかっています。それって、家の中で家事をしているだけでも十分じゃない？と思う方もいらっしゃると思いますが、自然のなかで歩くことで、身体にはもちろん良いですが、こころにもとっても良い効果があります。
この記事では、自然の力のからだやこころへの良い効果についての研究の紹介と、私自身が行った自然と触れ合う実験【５つ】の結果についてもお伝えします！
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この研究では、2005年から2006年にかけて日本全国の24か所で生理学的な実験を行いました。12名の健康な男性大学生（総数280名；平均年齢21.7±1.5歳）が被験者として参加し、6名の被験者が森林地域に、残りの６名は都市地域を歩きました。調査の結果、森林環境は都市環境よりも低いコルチゾール濃度、低い脈拍数、低い血圧、高い副交感神経活動、そして低い交感神経活動を促進することが示されました。
つまり、森林の中で歩く方が、都市環境で歩くよりもストレスの軽減に対して効果があったという結果でした。この研究の結果では、森林の景色を見たり、森林を散策したりすることが、リラクゼーション効果を引き起こすことを示しています。また、心理的な効果として、森林環境が人間の心理的な緊張、うつ、怒り、疲労、混乱を軽減し、さらには活力を高めることが示されました。このような自然が人間のこころとからだへ良い影響を与える効果については、「最高の体調（鈴木祐著，2018）」でも述べられています。
そこで、私自身も自然と触れ合う実験を【５つ】決行してみました！
- 公園でのバーベキュー
- 大自然の中でツリートレッキング
- 湖畔でキャンプ
- 河川敷でのサイクリング
- 近所の公園までのお散歩（ウォーキング）
さて、結果はどうだったでしょうか？ ＊私自身の実感としての効果になります。
- 公園でのバーベキューは、自然の中で木々の緑に囲まれて食べるお肉はとてもおいしく、お天気も良かったのでとても幸せな気分になりました。
- 大自然の中でツリートレッキングは、木々の爽やかな香りを感じることもできますし、木々の間からそそぐ太陽光はとても心地良く気持ちが良かったです。ツリートレッキングは、木に架かっているはしごを登ったり、木と木の間のロープや橋を渡ったり、滑車をつかって木から木へ滑り降りることができるので、全身を使うことができるので、腕や足腰、全身を鍛えることもできました。
- 湖畔でキャンプは、大自然の中で自然を大満喫できました。時間を忘れてのんびりと鳥のさえずりを聴きながら湖畔を眺めながらの目覚めの朝のコーヒーは気分は爽快でした。ただ、からだはかなり疲れました…。
- 河川敷のサイクリングは、自然の景色も満喫でき、風も心地よくて最高の気分転換になりました。サイクリングは、有酸素運動なので心臓や肺の機能が強化され、体脂肪の燃焼もできますし、筋力もつきます。
- 近所の公園までのお散歩（ウォーキング）は、ゆっくりと自分のペースで歩くことで木々やお花を見たり、鳥のさえずりを聴きながら、気持ちよく歩けました。また、④のサイクリングの同様に有酸素運動なので心臓や肺の機能が強化され、体脂肪の燃焼もできますし、筋力もつきます。
私のおすすめは、身近な自然と触れ合う「サイクリング」！自然の中でサイクリングすることで、気分爽快なことは間違いない！お天気の日は、太陽光の恩恵まで得られます。太陽光を浴びると自律神経を整える効果があります。いかがでしょうか？まずは、気軽に私に騙されたと思って、近くの河川敷など自然豊かな場所で20〜30分程度のサイクリングで良いので、よかったら試してみてください！
参考文献
- The physiological effects of Shinrin-yoku (taking in the forest atmosphere or forest bathing): evidence from field experiments in 24 forests across Japan」（Bun Jin Park, 他, 2009）
- 最高の体調（鈴木祐著，2018）
- 健康長寿ネット（公益財団法人長寿科学振興財団）
